
アーユルヴェーダは古来インドから伝わる自己治療法で、マインド、体、そして感情のバランスを整えてくれます。私はニュースや雑誌のヘッドラインやインターネットの話題を見ると、悪いニュースや惨事、悲しい事件に関心を集める人々の多さに気付かされます。もし私達のマインドが自分自身や他人について、批判的な分析や、つまらない口論、怒り、否定的な考えで捉えていたら、私達自身のバランスは崩れてしまいます。しかしながら、私達はそのことを忘れがちで、そのままに放置し、これらのテンション(精神的緊張や不安)が病気へとつながるブロックを積み上げてしまっているのです。これこそがアーユルヴェーダの解釈で、生き方はホリスティック(全体論:局所的ではなく全てがつながっていること)なのです。健康で幸せに満ちた内なる感情を再び取り戻すために、繊細かつわずかなレベルで、こういった全ての否定的観念を消化しなくてはならないのです。マインドは物事の繰り返しを好むため、もし自分のマインドがテンションや否定的観念、絶えることのない体系に捉われ続けると、私達のマインドも体も崩れ苦しみ、幸せも儚いものとなり、自分自身のバランスを取り戻すまでの間、友人や家族にまで影響を及ぼすことになります。
ニュースやインターネット、人からの話などにあるような否定的な出来事に直面することなしに現代を生きることは不可能です。成長とは、自身の困難や課題を乗り越え、また他の人々が同様に克服するのを支えることです。ヨガと瞑想の実践者として、内面に向きあい、目撃の意識とも言われる自然なありのままの状態、瞑想状態を経験します。目撃者として内面へ焦点を当てると、揺れ動く考えや感情を見ることで、それらに執着したり決めつけることなしに、バランスは再構築されます。内面に存在する、この精神を揺るがすものを手離すことで、それがたとえ良いものでも悪いものでも、再びありのままの純粋な内なる状態を経験できるのです。内なる調和とは、この経験から生まれてくるのです。
ヨギが内面を観察しているとき、もし自然な状態の至福ではなく、むしろ矛盾した考えや感情、否定的な観念、あるいは抵抗するものに出合ってしまったら、それは蓄積されたカルマやテンションであるとみなします。この課題に向き合って、マントラや瞑想でそれらを取り除けば、精神的に大きく成長する燃料となるのです。混乱や精神的に不明瞭なものより、浄化するためのマントラに集中するようにします。マントラの浄化する力は否定的観念を解消し、洗い流してくれます。そしてバランスをもたらします。幸せは内なる均衡の結果なのです。またこのバランスにより、私たちの健康も促進されます。内なるバランスを構築できた人、あるいはそれに向かって取り組むと心に決めた人は、同様にそうなりたいと願う人々へのポジティブな影響となるでしょう。
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Translated by Tomoko Sasaki
